~わたしのアナザースカイ~「人生は旅」
クラーク国際中等部オンラインキャンパスは、FAMキャンパスというネット上のキャンパスに登校し、自宅に居ながら全国の仲間と一緒に個別学習に取り組んだり、集団授業に参加するキャンパスです🏫
今日の特別授業~アナザースカイ~は、ゲストティーチャーにクラーク記念国際高等学校東京キャンパスの副キャンパス長「菊池岳史先生」をお迎えし、上記のタイトルで、参加者の心に響く素敵なお話をしていただきました!
小さな達成の積み重ねが大きな挑戦を作ります。人生という名の旅路。人生とは、目的地に向かう一本道ではなく出会いと別れ、挑戦と挫折が織りなす旅。一歩を踏み出せば、風が変わり立ち止まれば自分の影と向き合い、そしてまた歩き出します。
そんな素敵なナレーションからスタートしました。
⭐小さな達成の積み重ねが大きな挑戦を⭐
 大学に入学したとき、ある決意をしました。それは、自転車で日本縦断。「自分の力でどこまでいけるのか試してみたかった」「誰かに決められた道ではなく、自分で選んだ道を走ってみたかった」から。旅の途中には雨、強い風、タイヤのパンク、迷い道など、たくさんの困難がありました。そのすべてが学び。
・知らない土地で出会った人の優しさ
・一人で過ごす夜の静けさ
・朝日を浴びながら走る気持ちよさ
それらすべてが心を豊かにしてくれました。一番大きな収穫は、「自分の足で進む力を得たこと」誰かに頼るのではなく、自分の判断で進み、自分の責任で結果を受け止める。それは、これからの人生にとって何よりも大切な力になりました。
 
 ⭐モンブラン登頂⭐
 2004年、「自分の限界を知りたい。その先にある景色を自分の目で見たかった。」との思いで挑戦。でも、本当に見たかったのは景色ではありませんでした。そこに至るまでの自分の足跡。どれだけ努力を重ねてどれだけ困難を乗り越えてきたか、そのすべてがあの頂に詰まっていました。山は登る人の心を映す鏡。自分の弱さも強さもすべてが見えてきます。だからこそ登る価値があるのです。この登山を通して、私は「挑戦することの本当の意味」を知りました。結果ではなく、過程。成功とは誰かに認めることではなく、自分に誇れること。
 
 その1年前にも登頂にチャレンジしたそうですが、そのときは登ることはできなかったそうです。しかし偶然、モンブランをスキーで滑降していた99歳の方に出会い、その方がクラーク記念国際高等学校の三浦雄一郎名誉校長の父、三浦敬三さんだったそうです。その姿を見て、「99歳!」と肩の力が抜けたような気持ちになり、「今回できなくても、99歳までまだまだ挑戦できる。」と前向きな気持ちを持てたことが、翌年の再チャレンジにつながったそうです。
先生は続けます。
小さな目標や「将来はこんな大人になりたい」という夢や目標、それは決して無理なことではない。ただし、一つ一つ小さなことの積み重ねが「今」。一日一日を大切にしてもらえたらと思います。
⭐始まりの一歩〜中学浪人、そして病〜⭐
 中学浪人。悔しさや焦り、そして自分への失望は今でも忘れられません。でも、その時間があったからこそ、努力することの意味を知りました。何かを得るためには何かに何かを犠牲にしなければならない。そして何よりも「自分を信じる力が必要」だということを。
 空手との出会い。心が変わっていく。勝ち負けよりも自分が成長していることの喜び。北海道選手権全道大会で優勝、全国大会でベスト16を果たす。自分にもできるという自信、過去を乗り越えた証となる。この勝利は決して偶然ではない。誰よりも早く道場に来て、誰よりも遅くまで残って行った毎日の練習。地味で地道な練習の積み重ねが、あの瞬間の勝利につながったのだと思います。小さな努力の積み重ねが大きな成果を生む。そのことを、この時体で覚えました。
 
 毎日行っていたこと。「何のために高校に入ったのか、どうして行きたいのか」っていうのを、日記に書きました。自分を俯瞰的に客観的にみて、この道で合ってるのかどうかなーとか、自分の思いを整理するため、ずっと書きました。リフレクションです。そのきっかけが、中学浪人だったり、この高校時代の空手でした。そして、大学では空手で、全日本選手権にも出場を果たす。
⭐社会人になって⭐
 一つ一つが複雑に絡み合い、成果を出すには多くの工夫が必要と感じる。空手で身につけた粘り強さ、自転車の旅で得た判断力、登山で磨いた冷静さ、それら全てを活かしながら、目の前の仕事に全力で取り組む。時には失敗し、悩み落ち込むこともある中、諦めず、小さな改善を積み重ね、仲間と一緒に前へ進む。仕事でも成果を出し、人とのつながりの大切さを改めて感じる機会となる。
⭐命の再生と未来への一歩⭐
 現在、クラーク高校の先生と共に、キリマンジャロ、日本百名山登山等の挑戦をしている。その途中、病にもおかされ、それまで当たり前だったことがすべて遠く感じられ、でも諦めず治療を受ける。家族、仲間、医療スタッフが自分を前へ押し出してくれ、再び山へ。それは過去の自分との対話であり、未来への宣言でもあり、自分はまだ挑戦できる!と。
ビーアンビシャス(大志を抱け)
病を通して、今こうして生徒の皆さんの前で話ができていることにも、これまで、支えてくれた多くの人に感謝している。みんなも、これから登ったり、下ったりり色々あると思うけど、周りの人を信じて一緒に手を取り合っていくと、光は見える。
先生は今も旅の途中だといいます。人生、いつも挑戦と共にあり、失敗しても倒れてもまた立ち上がる。その繰り返しが自分という人間を形作ってきた。迷う時もあるけど、その迷いもまた旅の一部。歩き続ける限り、道は必ず見えてくる。これからも、挑戦をやめない、人生という旅の終わりが来るその日まで。自分の足で一歩ずつ前へ進み進み続けます。
人生を「旅」にたとえながら、挑戦し続けることの尊さと、小さな積み重ねの大切さを力強く語られたお話でした。困難や挫折さえも学びとして受け止め、前を向いて歩み続ける姿に深い感動が伝わってきました。どんな状況でも諦めず、自分を信じて進む勇気を与えてくれる、力強くて心温まる言葉を数多く残してくれました。
この他にもクラーク国際中等部オンラインキャンパス/クラークスマートⅠコースでは様々な授業を展開しています。どんな授業を受けているの?どんな時間割?と気になる方は、お気軽にお問い合わせいただきたく思います!
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