趣味から将来の道筋を見つけた不登校生たち|4つの事例を紹介

学校に行くことが難しい日々を過ごしている中で、「将来どうなるんだろう」「このままで大丈夫なのかな」と不安に感じることはありませんか?そんな気持ちを抱えているあなたに、今日は希望に満ちたお話をお届けします。

実は、不登校の期間中に自分の好きなことに没頭し、それが将来の道筋へとつながった子どもたちがたくさんいるのです。学校という枠組みを離れたからこそ見えてきた、本当の自分の興味や才能。そこから始まった素敵な物語をご紹介しましょう。

目次

ゲームが好きだったAさんの物語

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中学2年生から不登校になったAさんは、毎日ゲームをして過ごしていました。最初は周りから「ゲームばかりしてどうするの」と言われることもありましたが、Aさんはゲームの世界に夢中でした。

ある日、Aさんは「自分でもゲームを作ってみたい」と思うようになりました。プログラミングの本を読み始め、オンラインで学習を進めるうちに、プログラミングの才能を発見したのです。高校はプログラミングを学べる通信制高校を選択し、現在は有名なゲーム会社でプログラマーとして活躍しています。

Aさんは振り返ります。「不登校の時間があったからこそ、本当に好きなことに集中できた。あの時間は無駄じゃなかった」

絵を描くことが生きがいだったBさんの歩み

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小学校高学年から学校に行きづらくなったBさん。家で過ごす時間が長くなった彼女は、絵を描くことに没頭するようになりました。最初は落書き程度でしたが、だんだん本格的な絵を描くようになり、SNSに投稿するようになったのです。

Bさんの絵は多くの人の心を癒し、フォロワーが増えていきました。そして中学生の時に、ある企業から「うちの商品のイラストを描いてもらえませんか」という依頼が舞い込んだのです。これをきっかけに、Bさんはイラストレーターとしての道を歩み始めました。

現在は美術系の大学に通いながら、フリーランスのイラストレーターとして活動しているBさん。「不登校の期間は、自分の本当の才能と向き合う貴重な時間だった」と語ります。

料理好きが料理人への道を開いたCさんの体験

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中学1年生から不登校になったCさんは、家にいる時間が長くなったことで、母親の料理を手伝うようになりました。最初は簡単なことから始めましたが、だんだん料理の奥深さに魅力を感じるようになったのです。

Cさんは料理の本を読み漁り、YouTubeで技術を学び、毎日のように新しい料理に挑戦しました。家族からも「Cの料理、本当においしいね」と褒められるようになり、自信を深めていきました。

高校は調理系の専門学校に進学し、現在は有名レストランで修行中です。「不登校の時期に料理と出会えて本当に良かった。あの時間があったから、今の自分がある」とCさんは笑顔で話します。

音楽に救われたDさんの成長

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中学2年生から学校に行けなくなったDさん。最初は部屋に閉じこもりがちでしたが、ある日ギターを手に取りました。独学で練習を始め、だんだん音楽の世界に惹かれていったのです。

Dさんは作詞作曲も始め、自分の気持ちを歌にしてSNSで発信するようになりました。同じような経験を持つ人たちから「Dさんの歌に救われた」「勇気をもらった」というメッセージがたくさん届くようになりました。

現在は音楽系の高校に通いながら、シンガーソングライターとして活動しているDさん。「音楽が私を救ってくれた。そして今度は私が音楽で誰かを救いたい」という想いを持って活動を続けています。

趣味から才能発見へ-大切なポイント

これらの成功事例から見えてくるのは、以下のような共通点です。

時間をかけて深く探求する 学校に行かない時間があるからこそ、一つのことに集中して取り組むことができます。表面的な体験ではなく、深く掘り下げることで本当の才能が見えてきます。

好きという気持ちを大切にする 「これが好き」「これをやっていると楽しい」という純粋な気持ちを大切にすることが、才能発見の第一歩です。

小さな成功体験を積み重ねる 最初は小さなことでも、「できた」「褒められた」という体験を積み重ねることで自信につながります。

発信することの大切さ SNSやブログなどで自分の作品や取り組みを発信することで、思わぬ反応や機会が生まれることがあります。

将来への道筋を見つけるために

もしあなたが今、将来に不安を感じているなら、まずは自分の「好き」を見つめ直してみてください。それは勉強でなくても、ゲームでも、絵でも、音楽でも、料理でも、何でも構いません。

大切なのは、その「好き」を深く追求してみることです。そして、可能であれば、それを人と分かち合ってみてください。きっと新しい発見や出会いがあるはずです。

不登校の時間は、決して無駄な時間ではありません。むしろ、自分自身と向き合い、本当の才能や興味を発見する貴重な時間なのです。焦らず、自分のペースで、好きなことを追求してみてください。

あなたの「好き」が、きっと将来への素敵な道筋を照らしてくれることでしょう。

投稿者

堀内 孝一

1997年代前半に全国の高校中退者が12万人という状況を知り、その時代では唯一無二の教育である全日型通信としてリスタート教育を掲げていたクラーク記念国際高等学校に1997年に入職。西日本地区を中心にリスタート教育を発信し続ける中、2023年に小中学生の不登校34万人以上という状況の中、2024年に「一般社団法人こども教育支援機構」がフリースクール:クラーク国際中等部を設立。初代校長に就任。
居場所作りのスリースクールにプラスして「将来先取り教育」を実行している。

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