放課後、仲間と学習タイム

放課後の教室では、数人の生徒たちが自然と集まり、お互いに勉強を教え合う姿が見られました。それぞれ得意な教科が違うので、「ここは私が教えるよ」「ここは教えてほしい」と、互いの力を生かし合いながら学習を進めています。

この日、教室に残っていたのは、高校受験を控えた中学3年生。誰かに言われたわけでもなく、生徒たち自身の「学びたい」「支え合いたい」という気持ちから生まれた、自発的な学びの場です。教える側は、相手の理解度に合わせて丁寧に説明し、教わる側は真剣な表情でうなずきながらノートを取るなど、互いを尊重し合う姿が印象的でした。

入学して間もない生徒もいつの間にか打ち解けて、名前をニックネームで呼び合ったり、冗談をはさんだりしながら勉強を進めていました。静かな中にも時々笑い声が響く、あったかい空間になりました。