【社会】地図記号カルタを実施しました

皆さんは、初めての場所でグーグルマップを使わずに、目的地までたどり着くことはできますか？今は携帯電話の中に案内をしてくれる便利な機能があります。その為、紙の地図を見て散策や探検する機会は減ってきているのではないでしょうか。紙の地図の中には様々な地図記号が載っています。

地図記号を学ぶことはとても大切なスキルの一つです。しかし、従来の暗記中心の学習方法では、子供たちがすぐに退屈してしまうことがあります。そこで、まずYouTubeにあがっている「地図記号　覚え歌」をみんなで聞いてみました。歌のイラストが可愛くて、口ずさんでいる生徒もいました。 

その後、カルタゲームをしました。地図記号カルタは、一般的なカルタゲームをアレンジして地図記号を覚えます。札には、地図記号のイラストが描かれており、読み手がその記号の説明を読み上げます。例えば、「ここでは地震の揺れを測ります」と読み上げれば、プレイヤーは素早く「地震計の記号」の札を取る、といった具合です。

このゲームの最大の魅力は、楽しみながら自然と地図記号の意味を覚えられる点です。また、対抗戦にすれば、協力や競争心が育まれ、学習意欲も高まります。「絶対に図書館は取るっ！」「ああ～取られたあぁ！！！」等の声があがっていました。授業では、地図記号カルタで学んだ後、実際の地図を使った探検ゲームに発展させることもできます。

紙の地図を使うことで、以下のような効果が期待できます。 

• 方向感覚の向上: 実際の風景と地図上の情報を対応させる能力が養われます。
• 地図記号の定着: 実地での使用は、記憶に強く結びつきます。
• 問題解決力の向上: 道に迷った時の対応力が身に付きます。

地図記号カルタと紙の地図を使った実地学習は、子供たちの地理的リテラシーを楽しく効果的に向上させる方法です。これを通じて、テクノロジーに頼らずに自分で考えて行動する力も育まれるでしょう。携帯電話が無くても、どこにでも行けるよう目指していきましょう！