【オンライン授業体験紹介】夢中教室の伴走先生に聞く!自分らしい人生の探し方vol.6 『ピンチこそチャンス! 為せば成る精神で切り拓く未来』
講義内容:
夢中教室の伴走先生に聞く!自分らしい人生の探し方vol.6
【ピンチこそチャンス! 為せば成る精神で切り拓く未来】
「夢中教室」の伴走先生をゲストスピーカーとしてお招きしての特別授業です。
講師:ひなた先生(櫻井 ひなた先生)
【経歴】
千葉県出身、神奈川県藤沢市在住。現在は「すべての子どもたちに原体験を」をミッションに掲げ、子どもたちとキャンプをしたり、サバイバル教育や海洋教育に携わっています。小学校1年生から12年間、バスケットボールに打ち込んできました。
趣味は野球観戦(熱烈な巨人ファン)、海で魚と泳ぐこと、読書など。苦手なことは、数字や化学的な内容です(笑)。
さくちゃん先生こと櫻井ひなた先生は、現在「すべての子どもたちに原体験を」をミッションに掲げ、子どもたちとのキャンプやサバイバル教育、海洋教育に携わっています。先生は、小学校1年生から高校3年生までの12年間にわたる“バスケットボール尽くし”の日々にありました。部活動を終えた後もクラブチームに通い続けるほど熱中していたバスケットボール。そんな先生に訪れたターニングポイントとは――。
ターニングポイント① バスケットをやめる
ずっと続けていたバスケットボールを、高校3年生の大会前に手術をするくらいの大けがをした。つねにバスケしか頭になかった自分のそれがなくなってしまった。友と遊んだ記憶もない。バスケがなくなった自分は何者?心にぽかんと穴。何となく過ごす。大学でもバスケ以上に熱の入れられるものも見つけられず・・・
ターニングポイント② コロナ
大学3年生の頃、新型コロナウイルス感染症の流行により大学に通えず、就職活動も困難な状況でした。前向きになれず、高校3年生から続く落ち込みがさらに深まっていきました。
ターニングポイント③畜産農家への住み込み
大学4年生のとき、私はここへ住み込みを始めました。なぜかというと、大学入学からの3年間、ほとんど外に出ることもなく、「何かしたい」という気持ちが心の奥底にずっとあったからです。身近な場所ではなく、あえて知らない人のいるところへ行こうと決意しました。当時、コロナ禍で畜産農家は常に人手が足りない状況でした。そんな中、自分が行ったことで感謝され、そのことがとても嬉しく感じられました。さらに、私たちの食を支えるために止まることなく働き続ける人がいることに気づかされ、大きなきっかけにもなりました。
さくちゃん先生はこう言います。「同じ年齢の人と一緒にいると、つい周りと比べてしまう自分がいる。でも、知らない人のいる場所であっても、小さな一歩を踏み出すことで、新しい世界が広がっていくんだよ」と。
ターニングポイント④就職
その後、湘南自然学校に就職し、幼児から中学生までを預かり、日帰りや宿泊のキャンプを企画・運営するようになりました。子どもたちと過ごす中で学ぶことは数えきれないほどあり、自分の悩みがいかに小さなものかを実感するようになりました。そして、もっとたくさんの子どもたちに自然体験を届けたいと思い、そこから“いろんな所に飛び込んでみよう”という気持ちになりました。社会人2〜3年目にはビジネススクールにも通い、年上の方々と関わる中で、これまでにない世界を知ることができました。本当にいい出会いで、大きな刺激になりました。
ターニングポイント⑤ビジネススクール ガーナでの出会い
アフリカ、ガーナのスラム街。そこでは川がごみで埋まり、もはや川とは呼べない現実が広がっていました。その環境の中に、何十万人もの人々、そして子どもたちが暮らしています。しかし、そこに住む人々は必ずしも不幸を感じてはいません。私たちはつい色眼鏡で見てしまいますが、彼らは今の生活の中で希望を見出そうとしている。その姿にとても考えさせられました。また、ガーナで出会った同年代の女性の言葉も忘れられません。彼女はホテルに就職していましたが、その理由を尋ねると「ノーチョイス」(選択肢がないから)と答えました。自分にはアルバイトを辞める選択肢すらあるのに、彼女にはそれがない。その現実に直面し、「選択肢があるならこそ、自分は挑戦し続けるべきだ」と強く思うようになりました。
ターニングポイント⑥退職して独立
独立してからは、国家資格を取得するなど、目に見えない努力もたくさん重ねてきました。最初の小さな一歩を踏み出すには大きな勇気が必要ですが、やらないよりも挑戦して後悔した方が、自分の心は豊かになると思います。バスケットをしていた頃、先生から「良いバスケットマンである前に、良い人間であれ」と教わりました。私も良い人間でありたいと強く思います。他人の目で決めるのではなく、自分の目で決める。自分で選択し、自分で人生を豊かにしていけばいいのだと感じています。
さくちゃん先生は最後にこう言います。
「これからの人生では、たくさんの選択の機会があります。100人いて100人がしないような挑戦を、あえて自分は選んできました。そこから得られるものはとても多く、それをきっかけに、人に対する行動や考え方も変わっていきます。『為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり』——」大好きなこの言葉と、たくさんのメッセージとともに、授業は締めくくられました。
参加した生徒からは、次のような感想が届けられました。
「ガーナに行った話を聞いて、私も色々な経験を自分からしに行って、色々な見方で物事を見れるようになりたいと思った。」
「勇気をもって行動することが大切だと思った」