【オンライン授業体験紹介】夢中教室の伴走先生に聞く!自分らしい人生の探し方vol.10『みんなと違う。でも大丈夫。違うことが私の糧になる。』
講義内容:
夢中教室の伴走先生に聞く!自分らしい人生の探し方vol.8
『みんなと違う。でも大丈夫。違うことが私の糧になる。』
「夢中教室」の伴走先生をゲストスピーカーとしてお招きしての特別授業です。
講師:山城典子(やまちゃん)先生
【経歴】
東京都出身。学生時代は発展途上国の教育について研究し、タンザニアでボランティア活動を経験。大学院修了後は農業法人での経験後、児童発達支援で発達特性を持つお子さんへの支援に携わる。その中で、集団との偶然のミスマッチによって、個々のお子さんが持つ輝くものが発揮されず自己肯定感の低さに繋がってしまっていることに課題を感じ、夢中教室にジョイン。現在は教諭免許取得に励む中で、視座や支援の幅を広げている。
ハリー・ポッターが大好きだという先生。
「ああ、こんな人もいるんだな」くらいの感覚で聞いてもらえたらうれしいです、とお話をスタートされました。
ターニングポイント①
学校に行くのがつらい日々。高一貫校に在籍し、中学2年生から保健室で過ごすようになる。学校を休みたい気持ちはありましたが、休む選択肢がなかったため、最低限の授業は受けつつ保健室を心の拠り所としながら過ごす学校生活を高校卒業まで継続。今でも思い出すと胸が苦しくなる時期でした。
ここで、先生からのクイズ①しんどい時にとっていた行動は?(参加している生徒を楽しませてくれました)
・卒業までの日数カウントダウン
・ニコニコの卒業式
・遅刻ギリギリを攻めて登校
(何と、それらすべてを行っていたとのことです。生徒も結構正解していました!) そして、困っている人に寄り添える人になりたい、人の役に立てる人になりたいと思うようになりました。
ターニングポイント②
学校が嫌だと感じていましたが、世の中には学校に行きたくても行けない子どもたちがいることを知りました。特に、発展途上国が多いアフリカで困っている人の役に立ちたいという思い。アフリカについて学べる大学を目指し、もう一度勉強をしようと決意しました。そして、中高時代のつらかった経験を見返したいという気持ちも胸に抱きながら、塾に通って勉強に取り組みました。その結果、志望校に見事合格。
ターニングポイント③
友人にも恵まれ、ダンスサークルにも参加し、中高時代のつらかった経験を取り戻すかのような大学生活です。
先生からのクイズ②大学のときの先生につけられていたニックネームは?
・Dancing All Night
(徹夜でダンスの練習をし、そのまま大学に行って授業を受けていたそうです。)
ターニングポイント④
アフリカの教育の現場を実際に見てみたいという思いから、タンザニアへ留学。現地の孤児院や幼稚園、小学校にて、子どもたちに学習を教えるボランティア活動に参加しました。日本で人気の漫画や折り紙を紹介するなど、大学生なりにできることを伝えていました。
先生からのクイズ③この中でスワヒリ語はどれ?
(解答は3番。ほとんどの人が正解しました!)
教育の現場を体験する中で、日本とはまったく異なる教育スタイルがあることを実感。授業の質を変えたい、そうした学びを深めたいとの思いから、イギリスの大学院へ進学しました。途上国の教育について学びを開始。日本とは異なり、大学院の履修期間は1年間のため、すぐに学習が本格化。修士論文執筆に向けた準備が始まる、といった矢先・・・。
ターニングポイント⑤
コロナ禍の影響を大きく受ける。授業はすべてオンラインとなり、日本へ帰国。現地で行う予定だった調査も叶わず、気持ちの面でも引きずることになりました。修士論文は書き上げたものの、アフリカやイギリスで行いたかったインターンシップも中止。進路を日本での就職活動へと切り替え、教育と農業の二つを軸に活動。その結果、農業法人に就職し、北海道へ。しかし、働く中で、やはり子どもに関わる仕事がしたい、教育分野でキャリアを築きたいという思いが強まり、転職を決意。一見すると寄り道のような経験でしたが、それがあったからこそ、原点に立ち返り、自分自身を見つめ直す大切な機会となりました。
ターニングポイント⑥
児童発達支援の現場にて勤務。発達特性について学びながら、子どもたちと関わる日々です。一人ひとりの成長が、私にとって本当に感動的な経験となりました。その中で、さまざまな子どもたちがいる環境で、誰もが楽しく過ごせる場をつくりたいと考えるように。専門性を深め、自身のキャリアの幅を広げるため、通信制大学への進学を決意しました。現在は退職し、教員免許取得に向けた学びに専念。次のキャリアをどのように築いていくかを見据え、歩みを進めている段階です。
最後に
中高一貫校でのつらい経験があったからこそ、大学でよい友人に出会い、人の役に立つ仕事がしたいと思うようになり、今の私のキャリア形成につながっていると感じています。また、コロナ禍での緊急帰国や、農業法人での経験を経たからこそ、児童発達支援の現場で素敵な子どもたちと出会うことができました。人と違う経験をしてきたこと、その一つひとつが、今の私の糧となっています。
中学生の時期は、友人関係や家族との関係、進路のことなど、さまざまな悩みを抱えやすい時期です。悩みや、「人と違うかもしれない」と感じる気持ちも、すべてが後々の糧になると私は思っています。もし今がとてもつらいと感じているのであれば、勉強はもちろん大切ですが、それだけにとらわれず、勉強以外のさまざまな経験にも目を向けてほしいです。どんな経験がきっかけになるかは、あとになってみないと分かりません。ターニングポイントにしなければならない、と意識する必要もありません。振り返ってみたときに、「あの時が転機だった」と思えることの方が多いものです。楽しかった経験も、少しうまくいかなかった経験も含めて、さまざまな出来事の中で自分が感じたことを大切にしながら、これからの日々を過ごしてもらえたら嬉しいです。
参加した生徒から
◆一見役に立たなさそうなことも、将来役立つことがあるんだなと思った。
◆先生のこれまでの人生の体験でどんなターニングポイントがあったか、そのお陰でどうなったかなどを聞いて、自分もこれから頑張ろうと思った
◆小さな経験でも、人生が大きく変わることを知りました。
◆十人十色な人生がある!
◆行動力が本当にすごいと聞いていて思いました。考えるだけでなく行動に移すことの大切さを再確認できました。