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夢中教室の伴走先生に聞く!自分らしい人生の探し方vol.3 【「小さな夢への挑戦」を積み重ねた先にある、自分らしい生き方】

クラーク国際中等部スマートコースで行われている夢中教室による伴走先生の授業

講義内容:
夢中教室の伴走先生に聞く!自分らしい人生の探し方vol.3
【「小さな夢への挑戦」を積み重ねた先にある、自分らしい生き方】

「夢中教室」の伴走先生をゲストスピーカーとしてお招きしての特別授業です。

講師:かめちゃん先生(高橋恵美先生)
【経歴】
千葉県出身。高校時代に不登校を経験。通信制高校へ転校し、学び方や生き方に対する価値観が大きく変わる。大学では英米文学を専攻。オンライン英会話でフィリピン人の先生から「いつも気遣いをありがとう!」とメッセージをもらい、コミュニケーションで大切なのは語学力よりも表情やジェスチャーなどの非言語の部分なのかもしれない、と気付く。現在は学習支援や不登校支援の場で、個別指導や集団授業を行なっている。

今回も参加者の心に響く素敵なお話いただきました。生徒達は、今回もこちらのメモを取りながら授業に臨みました。ターニングポイントとは、人生、進路、考え方などの方向性が大きく変わる出来事で、人生の分岐点のことをいいます。

キーワード欄(気になった言葉、人物、知らない単語、疑問点など)
講演メモ欄(気持ち、感想、印象的な言葉など自由に)
もし自分だったら?
自分のこれからに活かせそうなこと

「大切にしたい考え方」・・・この考え方大切にしたいなぁ
「将来への気づき」・・・将来こんなことがあった時に、こんな選択をしよう、こう捉えたらいいのかな。この時間が、将来のヒントや学びにつながるきっかけになればいいですね。

過去に不登校を経験したことを、誰かの役に立てればという思いから話してくださいました。こうした経験を人前で話すのは初めてとのことで、緊張した様子も見受けられましたが、それだけに一言一言をとても大切に、聞く人の気持ちに寄り添いながら丁寧に語っている姿が印象的でした。

クラーク国際中等部スマートコースで行われている夢中教室による伴走先生の授業

ターニングポイント①
高校1年生の2学期から不登校。部活でのパワハラが理由。
辛かったからなのか、不登校になった後の記憶がおぼろげ。高校2年生から通信制の高校に通う。

考え方が変わる。
・当たり前と思っていた明日がこない。
・普通という括りから自分は外れている
・自分の決めたことに自信が持てなくなる

クラーク国際中等部スマートコースで行われている夢中教室による伴走先生の授業

ターニングポイント②
1年間の浪人生活(というより、心を整える日々を過ごす)。進学後は英米文学を学び、新しい概念や物語の解釈、時代や背景とのつながりなど、自分に合った学びに出会えた。授業の受け方も、一人で集中したり、友達と一緒に取り組んだりと、自分にとって心地よいスタイルで学ぶことができた。
「自分に合う場所はある」そう実感でき、全ての単位を取得して卒業。自分に合った環境の大切さを改めて感じた。

かめちゃん先生は、小さいことから遠出まで、日々の生活の中で小さな「やりたいこと」をメモに残し、一つひとつを丁寧に叶えていきました。

・ひまわりの写真を撮りに行く
・ロードバイクで思いっきり走る
・フェンシングの授業に参加する
・マクドナルドで友達とたわいもない話を楽しむ

また、かめちゃん先生はこう言います。心の中にあるもの、不登校の経験から育まれていた思いとして、
「やれるときにやれることを」
「感謝やプラスの思いはすぐに伝える」のだそうです。

ターニングポイント③
大学時代、イギリスへの短期留学に挑戦します。中高生の頃、「いつかヨーロッパの街を一人で歩きたい」と思い描いていた夢が、目の前の小さな「やってみたい」を積み重ねていくうちに、気づけば叶っていたのだと話してくださいました。

クラーク国際中等部スマートコースで行われている夢中教室による伴走先生の授業

ターニングポイント④
今この瞬間・・・
そして、今回の講話の場が、かめちゃん先生にとっての「新たなターニングポイント」となりました。不登校の経験を大勢の前で話すのは初めて。だからこそ、一言一言に思いが込められ、聞き手への温かなまなざしが伝わってきました。
今日を境に不登校の自分の中での位置づけが変わっていきそうとのこと。辛い経験をしたからこそ、人の痛みが気づきやすい。でも、このつらい経験はしたくないよね(今一番辛い人は、もっとわかるよね・・・聞いている人を気遣いながら、そして寄り添いながら、かみしめながら伝えてくれました。)。大人になってからも辛いこともあるけど、この経験も自分の一部として生きていってほしい。ここでも、かめちゃん先生の思いが伝わってきました。

クラーク国際中等部スマートコースで行われている夢中教室による伴走先生の授業

最後に
「目の前の小さな夢を大切に」
「毎日の小さな選択が“自分らしさ”をつくっていく」
かめちゃん先生のメッセージは、生徒の心にまっすぐ届いたようです。大きな一歩も、小さな一歩の積み重ねから――そんなことを改めて感じる、温かく力強い時間となりました。


参加した生徒の感想
・不登校だったのに短期留学に行ったり今がターニングポイントというのがすごいと思いました。
・やりたいことをしていくのってやっぱり難しいけど楽しいことなのかなって思いました
・ターニングポイントっていうものにも 大と小 があって大きなターニングポイントは、人生のうちに数え切れるほどしかないかもしれないけど、今生きるこの時間も何か必ず変化していくのだから、これが小さなターニングポイントなのかな?と、④の今この瞬間がターニングポイントだと聞いて思いました。
辛くて悲しい経験を話すのにはとても勇気がいると思うのに、具体的でわかりやすく優しく私たちに話してくださって、その勇気が私に勇気をくれました。このような機会をありがとうございました。先生のように辛い思いをされた方は人の心に寄り添えると思うし、私もそういった経験をしたら誰かの心に寄り添える人になりたいです。

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